美味しいものがいっぱい!東京駅で買える人気駅弁特集
2018-05-04
駅弁は、鉄道駅や列車内で販売されている鉄道旅客向けのお弁当で、約130年以上前、1885年に栃木の宇都宮で販売されたおにぎりが初例とされています。鉄道に乗り風景を楽しみながら食べる駅弁は絶品です!また旬の食材、その土地の食材をふんだんに取り入れた駅弁は、家で食べても旅行にいった気分になれます。
今回ご紹介するのが、東京駅にある「駅弁屋 祭」です。ここでは毎日各都道府県から200種類のお弁当を取り揃えており、場所柄多くの人たちが駅弁を求めて立ち寄ります。ありすぎて何を選らんでいいか分からないって方も多いはず!今回駅弁のベテラン、テレビ引っ張りだこの泉さんにお話を聞くことができました!駅弁をいくつかのパーツに分け、彼のお勧めの駅弁から外国人や日本人に人気の駅弁まで紹介していきたいと思います。では、早速みて見ましょう!
++肉食系++
東京駅 人気No.1 牛肉どまん中 1,150円
こちらは、昔からの人気商品、米沢名物「牛肉どまん中」弁当。山形産米「どまんなか」を使った商品で、特製のタレで味付けした国産牛そぼろと牛肉煮をのせた、甘味のある商品です。山形新幹線開業に合わせて出た駅弁となっています。※米沢牛は一切使っていません。
もし米沢牛を食べたいのであれば、お値段は多少はりますが、米沢牛を使った「米沢牛炭火焼特上カルビ(1600円)」と「米沢牛牛づくし弁当(2140円)」もあります。
上:米沢牛炭火焼特上カルビ 下:米沢牛牛づくし弁当
美食家絶賛の駅弁 高崎駅「鶏めし」900円
1934年、東京渋谷駅の駅前に忠犬ハチ公像が建立された年から販売している商品です。お米は醤油味で炊いた茶飯を使っており、鶏そぼろ、鶏の照り焼き、コールドチキンは、全て違った独自の調理方法で甘味の味付けをしています。
出来立てが食べれる 仙台駅「牛タン弁当」1350円
「駅弁屋 祭」でNo2の駅弁がこちらの宮崎県仙台名物「牛タン弁当」です。熱式方駅弁で、ヒモを引っ張ると駅弁が温かくなる仕組みです。牛タンは、炭火で一枚一枚焼いており、特製の塩ダレで味付けしています。出来立てのように味わえる麦飯と牛タンを是非堪能してみてください。
++海鮮系++
100年以上もの歴史がある 伝承鯵の押寿し 1,250円
1913年からと100年以上も歴史のある湘南鎌倉「大船軒」の看板メニューがこちら「伝承鯵の押寿し」。鮮度の高い小鯵からわずか2切れしか取れない身を伝統の合わせ酢で〆押寿しにした商品です。押し寿司ときくと、生臭さなどがあり、苦手な方もいらっしゃいますが、それはなく、鯵の身もやわらかく、脂身が少ないのが特徴です。
磯の香りの濃い名物駅弁 イカめし 650円
北海道からは1903年創業と長い歴史がある「 ㈱いかめし阿部商店」をご紹介します。甘辛の”秘伝のたれ”で染み込ませたやわらかいイカとご飯が良く合っており、何個でもいける商品です!
その調理方法は、生米(うるち米ともち米の混合)をイカに詰め、創業以来から変らない方法でボイルし、その後ボイルしたイカを”秘伝のたれ”に入れて味付けをしたら出来上がり!こちらは長年愛されている商品となっています。
山陰 鳥取かにめし 1,140円
可愛いカニの形をした容器に日本海でとれたカニをふんだんに使った駅弁がこちら。お米はカニ味噌を使って炊き込んでおり、上に載ってるカニも地元の醤油で味付けしているなどのこだわりです。カニの全てがこの駅弁一つで味わえるのが魅力!
またこの容器にも特徴が!自然分解容器を使った容器を使用しています。駅弁では、日本発で、ダイオキシンなどの発生することがなく、自然環境下で微生物に分解されるなど環境にやさしい容器になっています。
歴史にこだわるのであれば、明治時代から変らぬ歴史ある駅弁、小田原駅の「復刻版御鯛飯(880円)」は、鯛そぼろを使用したお弁当です。注目は、大正時代からの掛け紙。レトロな駅弁になっています。また福井県の「特製カニ飯」は、カナダやアメリカ産の本ズワイカニを使用していますが、人気の商品です。
復刻版御鯛飯
++その他++
東京の老舗の味をお手軽に愉しむなら「東京弁当」 1,650円
東京の老舗の味を詰め合わせた東京駅限定の駅弁が「東京弁当」です。「人形町 魚久」のキングサーモンの粕漬け、「浅草 今半」の牛肉佃煮、築地「すし玉 青木」の玉子焼き、そして「日本ばし 大増」の野菜のうま煮が入っています。ごはんは、あきたこまちを使用し、日本らしく、デザートに和菓子がついています。老舗店の味が手軽にこの駅弁一つで食べれるというのは魅力です!
究極ののり弁 郡山駅 海苔のりべん 900円
「テレビ番組の駅弁ランキング」で一位を獲得したことで、口コミで広まった、福豆屋「海苔のりべん」。「海苔弁」といえば、海苔とご飯が主役です!海苔は、通常の海苔より厚さがあるミネラルたっぷりの三陸海岸の「みちのく寒流焼き海苔」を使用しています!海苔の下にあるおかかは、蕎麦ダレで炒ったものを使用しています。通常の海苔弁は、海苔の下におかかと昆布があるのですが、こちらは、ちょっと違っていて、海苔が2段にわたって敷いてあり、1段目には、おかかではなく昆布が挟んでいます。お米は、郡山市のブランド米「あさか舞」を使用しています。おかずも濃い味付けではなく、甘さも控えているのでどなたでも食べやすい駅弁です!
東京駅幻の駅弁 青森県・弘前駅「津軽めんこい懐石弁当 ひとくちだらけ」1350円
こちらは、夜限定、19時からしか販売しない駅弁です。青森名物をふんだんに入った一口サイズのお弁当。青森の食材を使用し、24種類のB級グルメや名物などがこの駅弁に入っています。
++注目すべき商品++
旬の食材を使った、季節駅弁にも注目!
季節応じて味わえる駅弁も多数ご用意しています。やはり季節を感じながら食べるのも一つの楽しみではないでしょうか。「旬のお弁当 東北桜めぐり弁当(1250円)」は、まさに春らしいお弁当。掛け紙から春を感じさせ、蓋を開ければ、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島のご当地料理が詰まっています!
もし「ご飯ではなく、パンがいいんだけどな」と思ったのであれば、「大船軒サンドウイッチ(530円)」はいかがでしょうか。大船軒は、初めてサンドウイッチを駅弁として1899年に発売しました。1887年に創業した鎌倉ハムのボンレスハムを使用、ボンレスハムサンドとチーズサンドの二種類の味が楽しめます。
ベジタリアンの方に。。。
最近では、ベジタリアンの方も少なくありません。唯一ベジタリアンの方でも召し上がっていただける駅弁が「菜食弁当 (900円)」。肉・魚介類・乳製品・卵を使用しておらず、ボリューム感がある駅弁になっています。
日本人と外国人に人気の商品はこれだ!
駅弁が200種類もあるとどれを手にしていいのか分からないもの。入り口にある、お肉と海鮮コーナーは「どれをとっても間違いない商品」として日本人の口に合った人気の商品が並んでいます。こちらもお勧めですが、やはり海鮮を使った海鮮丼や押し寿司の駅弁が外国人に人気です。また、子供用の新幹線を模型にした駅弁も人気です。子供にかかわらず、購入される方が多く見られました。その新幹線の模型シーリーズの中でも期間限定の「新幹線E7系弁当(1300円)」です!
子供用というのもあり、子供が好きなウインナーや肉団子が入っていますが、日本の文化である「おにぎり」をメインにした駅弁は、もしかすると外国人にとっては日本らしくていいのかもしれません。入れ物も日本の旅の思い出にもなりますね!※おにぎりは、鮭おにぎりとツナおにぎりが入っています。
まだご紹介できなかった駅弁が数多くあります。これは、その一部。子供用のお弁当も他にも多く取り揃えています。「駅弁屋 祭」は朝の5時半から23時まで毎日営業しています。一番品揃えがある時間帯は、11時~13時の間です。また、2週間ごとに変る入り口右側の実現販売コーナーでは、出来立ての駅弁を売ってます。どの時間帯でも比較的混雑していますので、行く前に何を食べたいかあらかじめ決めておくのがいいかもしれません。
[ショップ詳細]
営業時間:5:30-23:00
住所: 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内 グランスタ内